案件名
基幹システム刷新に伴うAWS環境構築及び運用サポート
お客様 | 株式会社ベネフィット・ワン |
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担当者様 | 執行役員 情報システム事業部 開発・運用部長 神原 宏明様 (写真左) |
概要
概要
・事業拡大に伴う会員数の増加により、アクセス増(負荷上昇)
・サービスの急成長に長年追従し続けたことによるシステムの複雑性の増加による開発スピードの低下
・モノリシックなシステムにより運用性の悪化
・AWS移行により、アクセスの増加にも柔軟に対応可能に
・複雑性の低減による保守性及び開発サイクルの向上
・機能毎にマイクロサービス化による運用性能改善
導入背景
導入背景(紹介文)
株式会社ベネフィット・ワンはこれまで、福利厚生のアウトソーシングサービスを通じ、顧客企業の従業員とサプライヤをマッチングすることでサービス流通を成立させてきました。
また、企業の人事部門では今後ますます人事労務関連のアウトソーシングサービス活用が進むとともに、人事・健康データを整理してマネジメント活用するHRDXへの対応が重要な経営課題となっています。ベネフィット・ワンでは、従業員満足度を向上し、健康経営やスキルアップを促進する総合型福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」はもとより、
多様なサービスと連携して人事・健康データの管理・活用を可能とする基盤「ベネワン・プラットフォーム」を開発しており、今後は同基盤を広く普及・利用促進し、顧客企業の人と組織のパフォーマンス向上を通じて社会に貢献していきます。
事業が拡大・成長していく一方で、長年使い続けたモノリシックな基幹システムの複雑度が増加し、変化するビジネスに対してスピード感を持った追従が難しくなってきたため、次期基幹システムの開発に着手しました。
この開発にジェイテックは協力しました。
株式会社ベネフィット・ワン 公式サイト
ベネフィット・ワンが提供する福利厚生を中心としたサービスは、人事マネジメント領域における総合的なサポートを通じて、多様なライフスタイルや価値観に合わせた働き方を実現し、生産性向上のお手伝いをいたします。 |
選定理由
J_TECHを選んだ理由
神原氏には以下のようにお答えいただきました。
「御社とは、改正割販法対応のための決済基盤構築プロジェクトを発注した開発会社のビジネスパートナーとしてお付き合いを開始させていただきました。そこでの開発が比較的スムーズに行えた経験から、次期システム開発の際にもお声がけさせていただきました。」
課題
課題
サービスの急成長に対応すべくシステムへの機能の建て増しを続けた結果、巨大なモノリシックなシステムとなり、冗長性や複雑性が増長した状態となっていました。これにより、システムの改修における開発サイクル及び運用面への悪影響は、今後のさらなる成長への足かせとなりかねない状況でした。
上記に加え、顧客の増加やキャンペーンによるアクセスの増加にも柔軟に対応できるネットワークや、よりセキュリティの高い環境、システムの安定稼働の実現が課題となっていました。
提案
解決したこと
課題に対して、様々な利点からオンプレのシステム基盤をAWSへ移行することが決定されました。
次期基幹システムの開発を行う上で、ジェイテックは開発・検証環境として利用するAWS環境の構築支援及びアプリケーション開発を行いました。
構築にあたっては、Amazon ECR・ECSでコンテナの管理を行い、ロードバランサ(ALB・NLB)による負荷分散、AWS Systems Managerでのセキュアな運用管理を実現しました。キャッシュにはAmazon ElastiCache、データベースにはAmazon Auroraを採用しています。
モノリシックなシステムを機能毎にマイクロサービス化し、システム間の依存性を低減することで高い柔軟性や可用性、スケーラビリティを実現しています。
結果
導入したことによる実感
神原氏から以下のようなお声をいただいています。
「弊社の要求がはっきりしない状態からのキャッチアップと要件定義から入っていただき、かつ短納期ということでしたが、リリースに漕ぎつくことができました。リリース以降も手厚いサポートをいただき、安定運用できるようになりました。」
今後
今後について
株式会社ベネフィット・ワンは福利厚生事業の拡大に加え、ヘルスケアサービスの強化や給与天引きの仕組みを活用した決済代行事業の拡大にも取り組んでおり、ジェイテックは引き続き、機能拡張の為のアプリケーション開発や環境構築を支援させていただきます。
(下記画像右は神原 宏明様
下記画像左は株式会社ジェイテック システムソリューション本部 執行役員 渡部 広之)